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2024年01月13日

2024年1月のウール倶楽部

「謹賀新年」と書きたいのは山々ですが、こうしたお目出度い言葉を使うことがはばかれるほど、2024年の年明けは酷いものでした。1月1日、最大震度7の地震が石川県能登半島を襲いました。地震学者が「1000年に一度の地震」と位置づけするほどの酷さで、被災地では懸命の救援活動が続いていますが、被害の全容は未だ確認できていません。また、同日、羽田空港では滑走路上で日航機と海上保安庁の航空機が衝突、海保関係者5人が死亡するといういたましい事故がありました。天災、人災に関わらず、被災された皆様、関係者の皆様に心よりのお見舞いを申し上げ、1日も早い復興をお祈り致します。
さて、2024年度はウール倶楽部にとっても大変重要な年です。倶楽部は一昨年創立20周年を迎え、今年で22年目になります。ご指導いただいている橋本先生が倶楽部を設立するまでに3年の準備期間が必要でした。また、今は亡き馬飼野会長から「羊から作品になるまでの工房を作って欲しい」とのご依頼を頂いてから2年が必要だったそうです。ウール倶楽部は橋本先生が心血を注いできたものです。しかし、「始めあれば終わりある」と言われるように、およそ25年間、羊文化発信を担ってきたウール倶楽部も、残念なことに今年をもって幕を閉じることになりました。この一年間は今までの総復習とやり残した事を仕上げる年として、悔いが残らないよう真剣に、1日1日を大切に活動する所存です。
今年も宜しくお願い致します。

様々なことがあった年明けですが、富士山は相変わらず雪を頂き美しい姿を見せてくれました。


さて、今年の最初の行事は、総会と新年会。
総会では今年の目標や講習会等も話し合われ、活動テーマを「羊からのおくりもの」と決めました。部員各々が羊に思いを寄せながら、紡ぎや染色、編物など、最後の1年間を有意義な年にできるよう頑張ろうと話し合いました。
また、今年は例年とは異なる講習方法を行なうことも決定。講師は以前からお世話になっている小澤先生。単糸の作品を教えていただきます。先生が出張できない場合、編み図と見本のみお願いし、各自が編み図を見ながら作品を作るという講習方法をとることにしました。上手くいくと良いのですが、、、。ちょっとばかり不安ものぞきます。


総会の後は新年会。今日はちょっと特別な牧場のお弁当と、恒例のAさんのスモークサーモンやいちごなど。豪華なランチになりました。




今年1回目の授業はフェルトのブローチ作りです。
プラスチックの土台に各自好みの原毛を貼付け、ビーズや刺繍をしてデコレーションします。新春らしい楽しい作業です。






13 日には牧場に能登半島地震の募金箱が置かれ、支援活動が始ったのを機に、静岡朝日TVの取材がありました。取材を受けるKさんとKさん 。倶楽部員も早速、募金に協力しました。




倶楽部がなくなることはとても残念なことです。
15周年記念の展示会には、倶楽部の生みの親である、馬飼野牧場の亡き会長さんがいらして下さり、「私の夢がかなった」と涙を流して喜んで下さいました。また、講習に来て下さった広瀬光治先生からは「羊の汚毛から染色、紡ぎを経て作品を作り上げる、他にはない貴重な存在」とお褒めの言葉をいただきました。ご指導いただく橋本先生の下、私達は最後の一年をしっかり学び、貴重な羊文化の発信元であるウール倶楽部をより一層素晴らしい倶楽部に育て上げ、12月の最終章を迎えることができるよう頑張ります。  

Posted by woolclub at 23:30
倶楽部活動